子育て・教育ネットワーク―中学受験 子どもにとって最適の教育環境を与えたい!
それなら、やっぱり私学、私立中学に行こう!

中学受験 学校の選び方

名前や大学合格の
実績だけで学校を
選んでいませんか?

  
 
速報!じゃないのですが・・・
2014年度入試情報。西大和女子募集開始
四天王寺、英数TUのコースに加え、医志コース開講
さらに、清風南海、初日は午後のみ!

国公立医学部 合格者数高校別ランキングを載せました!
 GO!
管理人の独り言
2014年度中学入試も終了。がんばってきた受験生たちもだいたいいく学校が決まり、ほっと一息。
でも、彼らの行く先には、次に大学受験という壁が立ちはだかっています。中学・高校生活も満喫しながら、次に控えた大学受験もがんばって乗り越えてほしいと思わずにはいられません。

2014年度入試の感想
女子の上位は激戦でした。選択肢が増えてよかったのですが、洛南、神女、四天王寺医志コース、西大和女子、清風南海S特、大阪桐蔭、それにならの帝塚山もがんばっていますから、どこか行くところは見つかるでしょうが、特に今年募集を始めた四天王寺医志コース、西大和女子は大激戦。今後の動向が注目されます。

男子は、大きな波風もなく、例年通りといったところでしょうか。
その中で、東大寺学園の算数の難しさが際立っていたようです。
これについては、いつか、どこかで言及したいと思います。

さて、いろいろな私立中学校があります。
特に「首都圏」には本当にたくさんの私立中学がありますよね。どの学校もそれぞれの個性を主張し、いい意味での競争がそこにはあるようです。

関西にも、首都圏ほどではないにしても、多数の私学があります。

それでは、こういった様々な学校から、どこを選ぶべきか。

筆者は関西在住なので、関西の学校を中心に話を進めます。

学校というところは、どちらかというと気軽に入れる「塾」や「英会話教室」などと違い、いったん入学してしまうと、途中でやめるということはできません。

また、学校に求めるものも、各家庭で違います。

6年間を過ごすところですから、慎重に学校選びをしたいですね。

大切なことは、どういう価値観で学校を選んでいくかということです。

自分の子どもにあった『最適な』教育環境を与えるために、いろんな面から学校を検討しましょう。

医学部受験を考えている人はこのサイトも参考になります。 ⇒偏差値40台でも医学部合格を諦めない

中学の選び方1

@中学校を選ぶ基準は?
(1) 勉強する環境

大学合格の実績から学校を選びます。
ただし、学校に対し何をどこまで期待するのかは千差万別。
学校でかなりの部分の面倒を見てほしいという人もいれば、その学校に通う優秀な子どもたちの中に入れることに意味を見出す人もいます。

−−よく聞く事ですが、例えば甲陽東大寺大阪星光といった学校に対しては、お尻をたたいて首根っこを捕まえて勉強させてもらうことを期待してはいけません。多少の補習はやってくれるようですが、学年により宿題すらほとんどない場合もあるようです。
星光は多少お尻をたたいてくれるように変わってきたようですが。このあたりも,その学年を担当する先生たちの考え方で変わります。
智辯学園和歌山も、昔はスパルタで知られていましたが、ここ数年、入学してくる生徒のレベルが上がったのでしょうか、かなりの部分、生徒の自主性に任せているという感じです。(最近は生徒任せになり過ぎている感がありますね)
四天王寺なども、レベルが上がってからは、スパルタではなくなりました。ただし、こういった学校は、授業の内容が厚く、進度も速いため、生徒たちは勉強せざるを得ないという状況にはあります。
ちなみに書くと、学年、担任によっては、分からなかったら塾に池と公言して憚らない先生もいらっしゃるようです。

これらの学校は、「勉強することが当然」という意識を持っている子(あるいは、それが当然と考える保護者の子弟)が入学しているのですから、「首根っこを捕まえてさせる」ことなど必要ないのです。(塾通いは多数!)
−−これに対し、宿題をたくさん出し、小テストも頻繁に実施、出来が悪いと呼び出し・補習、といった、スパルタ塾を地で行くような学校もあります。そこまで極端ではなくても、しっかりと毎日の予習、復習をやっていかないと授業についていけず、そのうち呼び出し・補習という学校は多いようです。大阪桐蔭大阪学芸開明清風南海スーパー特進などがこれに当たるでしょうか。
大阪の大谷中学の医進・特進もこれに近いものがあります。

奈良の西大和学園などは、塾に行くヒマがないほど、学校での勉強が忙しいというのは既に昔の話。大阪星光に追いつけ、追いこせとがんばらせてきて、実績面で引けを取らなくなったら、ぬるくなってきたということです。
東大寺。実績にあぐらをかくことなく、独自の方法でさせている様子が垣間見えます。
奈良学園はけっこうこまめに補習が入ってきます。ただ内容は微妙ということも。
大阪の清風中学は、グラウンドも狭く、何となくバンカラで、敬遠されがちな学校です。それに対して、明星は、校舎も明るくきれいで、スマートな感じを受ける。

実際に子どもを通わせる親からは、清風に「行かせてよかった」という評価が多くあり、生徒たちも「学校生活は楽しかった」という話をよく聞きます。ただし、「勉強はしんどかった」(理Vの生徒たち)。
これに対して明星は、親の評価は真っ二つに分かれます。
上位のクラスの生徒の保護者「学校がとてもよく面倒を見てくれた」。下位クラスの生徒の保護者「6年間を返して欲しい」
同じ学校でこれほどまでに評価が分かれるのです。

中学の選び方2

(2) 充実した学校生活が得られる環境
少なくとも6年間はその学校で過ごすのですから、本当に行ってよかったと思う学校を選んでいきたいものです。

その際、クラブ活動をどれだけ一生懸命できるかということも、大切な基準になるでしょう。もちろん、学校にはクラブ活動だけをしに行くわけではありません。でも、勉強、勉強だけの毎日というのは、考えただけでも息が詰まりそうですよね。

クラブ活動はどれぐらい盛んなのか、勉強と両立できる環境か、など。同志社系の各学校や関大一中などは、その点存分にできそうです。(ただし、同志社香里に関して言えば、最近大学側の申し入れにより、ここ数年、勉強面にもかなり力を入れるという方針に変わってきています。)

大阪女学院は、自由な校風が売りの学校。大部分の卒業生は、学校生活を「とても楽しかった。」と評価する。「できればもう一度行きたい!」どんなに楽しかったのでしょうか。
A パンフだけでは分からない?
勉強に力を入れている学校、スポーツが盛んな学校、寮のある学校、男子校、女子校、共学校、しつけの厳しい学校、何事も自己責任で行なっていい自由が売り物の学校・・・

もちろん、こういったことは学校主催の説明会である程度知ることもできますし、塾でだいたいのところを教えてもくれるでしょう。
でも、最終的には、実際に自分の子どもがその学校に入ったときに、どういう扱いを受けるのかを、親が真剣に考えてあげないといけませんよね。(これは当たり前すぎますが・・・)
登下校の様子を見に行って,学校の雰囲気を見てみるのもいいことです。

B 大学合格状況を見てみましょう。
大学合格実績っていうのは重視しますよね。東大に何人、京大に何人、国公立医学部に何人・・・

東大寺洛星洛南といった難関校に入学するとそういう大学に行く可能性は高くなります。

最近では西大和も相当の実績を上げてきています。(すべて男子校ですね。あっと、洛南は共学になりました・・・)。大阪桐蔭も急伸。実績稼ぎに必死です。

また、大阪の南部地域から通いやすい学校としては、清風南海(共学校)、四天王寺(女子校)、大阪星光(男子校)、智辯和歌山(共学校)などがあります。

いずれも、大学入試に関しては立派な実績を出しています。
(下に、東大、京大ランキング記載)
C 学校生活優先で選ぶ
思いっきりクラブ活動をしたい。留学がしたい。6年間のんびり過ごしたい。そういった希望をかなえてくれる学校も多くはありませんが、存在します。

例えば、同志社国際は帰国子女などが多数通っていますが、ユニークな生徒も多いらしく、留学なども気軽に行けるような雰囲気です。

先日、同志社に行った教え子が、「英語がやばい!」と青い顔をして飛び込んできました。学校生活に一生懸命になりすぎて、多少勉強がおろそかになっていたようです。

また、大阪女学院同志社香里に行った教え子が、「学年末が終わって学校も休みで暇なので」と遊びに来ました。毎日休みなので、やることもなくなって暇で暇で・・・ということでした。
まあ、そういうこともあるのですが、学校は楽しいそうです。
D 自分の目で見て決めましょう
 
大切なことは自分の目で見て決めることです。何度も説明会に足を運び、学校の雰囲気を確かめておく。登下校時の生徒の雰囲気を見ておく。文化祭や体育祭などにも可能な限り足を運ぶ。こういったことをしっかりやって、学校の実態を把握しておきたいものです。

国公立大医学部に強い
関西の20校

1 兵庫 71
2 東大寺 奈良 53
3 甲陽学院 兵庫 51
4 洛星 京都 48
5 智辯学園和歌山 和歌山 45
6 洛南 京都 36
7 四天王寺 大阪 36
8 西大和学園 奈良 34
9 大阪星光学院 大阪 30
10 高田 三重 28
11 清風南海 大阪 27
12 長田 兵庫 22
13 高槻 大阪 18
14 白陵 兵庫 18
15 北野 大阪 17
16 京都教大付 京都 16
17 天王寺 大阪 16
18 大阪教大付池田 大阪 14
19 大阪教大付天王寺 大阪 14
20 奈良学園 奈良 14
2008年度
国公立大合格者数上位校
東京 京都 大阪 神戸 東京阪神大合格率 その他 国公立合格率
1 114 23 24 3 75.9% 55 101.4%
2 甲陽学院 28 69 27 18 68.9% 64 100.0%
3 東大寺学園 43 83 21 7 68.4% 51 91.1%
4 西大和学園 26 83 36 24 54.9% 56 73.1%
5 大阪星光学院 15 53 24 15 48.2% 34 63.5%
6 清風南海 4 17 44 22 30.7% 86 61.1%
7 開明 4 10 25 14.5% 121 59.5%
8 四天王寺 3 26 49 31 21.7% 182 57.9%
9 洛星 6 62 23 9 45.9% 26 57.8%
10 金蘭千里 2 10 21 13 31.9% 37 57.6%
11 洛南 31 85 40 32 33.0% 127 55.3%
12 高槻 2 17 20 17 22.0% 77 52.2%
13 帝塚山 2 22 12 14 15.7% 115 51.7%
14 六甲 5 17 23 16 36.7% 21 49.4%
15 明星 3 28 39 34 29.2% 55 44.7%
16 清教学園 1 8 18 12 10.0% 109 38.0%
17 清風 13 23 15 8.2% 145 31.4%
18 大阪桐蔭 2 27 17 28 12.8% 103 30.6%
19 初芝富田林 5 8 4 4.4% 93 28.3%
20 奈良学園 3 13 20 15 26.0% 26.0%
2008年度
 2009年度大学合格実績
   東大 京大 阪大 神大 阪市大  早大 慶大 同大 関学 国公
医医
 灘  102  37 15  33 41  8  81
 甲陽                    
 東大寺  44 66 25  8         70
 洛南                    
 大阪星光  12 42 27 10 16 24 29 75 29  
 洛星                    
 四天王寺                    
 清風南海                    
 西大和  17 75  35 27 31 31 54 40  
 高槻   29 26 12 12  21
 六甲                    
 
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